地域貢献活動
【現代ビジネス研究所・研究助成金採択プロジェクト】燕三条地域の加工技術とグローバル優位性~産業集積を支えるものづくりのDNAを探る
燕市インターンシップ
皆さんこんにちは、国際学科4年の捧里桜(ささげ・りお)と申します。この度、9月26日、27日の2日間に渡り燕市の企業でインターンシップ研修に参加しました(写真1)。また、4月にオープンしたばかりのゲストハウス&バー「トライアングル」の経営者の方へのインタビューも行いました。
写真1:燕三条駅に展示されているオブジェ
根橋研究員撮影
まず、1日目に訪れたのは株式会社エムテートリマツ(写真2)。こちらの会社は厨房用品の卸販売を行っているファブレスメーカーです。昨年、燕三条プロジェクトでも訪れたこちらの企業でしたが今回が2回目の訪問となりました。まず、社員の皆様が行う朝礼に参加させていただきました。朝礼自体が高校生の時以来であり、とても新鮮な気持ちで気が引き締まりました。その後、社長から直々に会社説明をしていただきました。会社は勿論のこと、社員の方々に関しても丁寧にお話をされており人柄が伝わってきました。次に案内されたのは商品が納められている倉庫。何度見てもその広さと品数に驚きます。続けて2階にあるレーザー加工の部屋へと案内していただきました。そこでは、レーザーの技術を用いて商品に文字や絵を刻む作業が行われていました。実際に私の名前をスプーンに刻んでいただき、世界で1つのオリジナルスプーンを作ることができました。最後に海外販路担当の方とお話をし、仕事のやりがいや大変さなどを教えていただきました。
写真2:株式会社エムテートリマツの玄関
根橋研究員撮影
そして、この日の午後、宮町のゲストハウス&バー「トライアングル」にてインタビューを行いました。このゲストハウスの創始者であるぬまっちさんこと、沼田基(ぬまた・まもる)さんは世界一周をされて来た方で、一目見た瞬間にそのオーラを感じました(写真3、4)。まずゲストハウスの内部を案内していただき、その後インタビューへと移りました。このインタビュー記事は公益社団法人つばめいと産学協創スクエアのウェブページに掲載される予定なのでぜひご覧頂けたらと思います。
写真3:トライアングルの看板
根橋研究員撮影
写真4:トライアングルの沼田基さん(右)とつばめいとの深海菜々さん
根橋研究員撮影
2日目は株式会社ヨシカワを訪問しました。ライフスタイル事業部と実現屋事業部の2部門に分かれており、今回は前者を見学しました。ライフスタイル事業部は家庭用台所用品の卸売業、実現屋事業部は製造業を担っています。実は燕地区で唯一の一気通貫体制をとっている会社で、このほかにステンレス材の卸問屋である吉川金属株式会社、そしてニッパーや包丁などの金属製品を製造しているカットウェル株式会社があります。まず、上記のような会社説明をしていただき、その後、ショールームで台所用品の説明を受けました。実際に食材を用いて製品を使うことでその便利さ、使いやすさを感じることができました。そして、日常の些細な気付きを拾い上げてかたちにしてしまう、その力に驚きました。交流していただいた社員の皆様はとても気さくで緊張がすぐにほぐれました。訪問後には昼食も共にしていただき、会社とは違う雰囲気でお話を伺えたのでよかったです。
最後になりますが、今回のインターンシップは公益社団法人つばめいとの深海菜々(ふかうみ・なな)様にコーディネイトしていただきました。企業と学生が繋がるのは難しいように感じてしまいますが、それを結び付けてくださったのがつばめいとです(写真5)。とても充実した2日間をつくりあげていただき感謝しております。(国際学科4年 捧里桜)
写真5:公益社団法人つばめいとの建物
根橋研究員撮影