本プロジェクト「燕三条の加工技術とグローバル優位性」の１年目の総括

燕三条地域のものづくりDNAを探る～産業集積が企業に及ぼす影響の一考察＜燕企業のケーススタディより＞

まずは足許の「燕三条の加工技術」の素晴らしさを学生に体験してもらうという試みを行いました。三条地域で火焔土器を発掘された御祖父様譲りの、捧さんの新鮮な好奇心や発想などは、地場の企業様にもプロジェクトにも新しい視点をもたらしてくれました。燕三条地域の技術の持つ優位性については、紀要に報告書として取り纏めておりますので、ご興味があればご一読ください。

http://swubizlab.jp/wp/wp-content/uploads/2019/03/2019_021.pdf

２０１９年度からは、いよいよ「グローバル優位性」に重点を置いた研究を進める予定で、金属加工技術の集積地として、政府を挙げてグローバル化、イノベーション化を推進している「台湾高雄地域」にある「財団法人金属工業発展センター」のご協力を得て、燕三条地域と台湾高雄地域の両方で調査を進めてまいります。

今年度の調査でも、燕市のインターンシップ事業と学生の宿泊施設を運営する「公益財団法人つばめいと」様、「公益財団法人燕三条地場産業振興センター」様のご協力のもと、事業を進めてまいります。また、学外の先生として、法政大学グローバル教養学部福岡賢昌准教授にもお力をお借りし、調査を深めていきます。

２０１９年度も、学生プロジェクト遂行にあたり、磯野先生のご指導を仰ぎながら、進めて行きたいと思います！

プロジェクトリーダー　根橋玲子