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地域貢献活動

地方創生×SDGs共同研究・実証プロジェクト

【徳島県美波町・SDGs共同研究②】

こんにちは!

徳島県美波町SDGsチームです。

 

私たちのチームでは、最初の議論にて中学生の視点から思う「美波町の魅力」

について話し合いました。

 

その中から私たち東京の大学生の目に留まったものをピックアップして、訪問・インタビューを行いました。

 

 

美波町の魅力を話し合う際に、私たち大学生は中学生から様々な情報を引き出すために、

「普段みんなは何して遊んでいるの?」などと問い、日常生活から切り込むことで、すでに中学生にとって当たり前に溶け込んでしまっている美波町の魅力を洗い出すこと意識して行いました。

 

 

私たちは、洗い出された候補から計13件の訪問・インタビューを行いました。インタビュー後、報告会に向けてインタビュー内容を集約しているうちに、

美波町の特徴として、

  • 地域のきずな
  • 価値のある美しさ
  • 無理のない新しさ

の3つのポイントがあげられるという話にまとまりました。

 

そこで今回上記3つの項目から私が印象に残っているものをピックアップさせていただき、

活動内容を紹介させていただきたいと思います。本記事ではまず①の地域のきずなについてご紹介します。

 

 

  • 地域のきずな

地域のきずなでは、「伊座利」での活動で感じたことをお話しさせていただきます。

 

「伊座利」

伊座利は人口が100人ほどの地域であり、商店・郵便局・信号がない小規模な漁村です。

小さい地域ながらも、独立し、創造性のある地域活動を行っている点で様々なメディアにも取り上げられており、私の中でもその内容はとても印象に残っています。

今回は草野さんにお時間をいただき、インタビューさせていただきました。

 

伊座利地区の活動をまとめると以下のようになります。

“全住民が主役の地域維持活動”

 

<地域維持活動背景>

過疎化により伊座利校が廃校危機になったことがきっかけ。

行政支援を諦めた住民が立ち上がり、全住民で構成する「伊座利の未来を考える推進協議会を結成し、自主的・独創的に活動開始!

 

<具体的活動>

・漁村留学を呼びかける1日漁村体験イベント

・地域にあるものを生かした漁業漁村体験活動

・田舎deキャバクラ

・イザリcafé

・海女さん体験

・都内de伊座利を語るPR活動

・防災も地域づくり

 

などを行っています。

 

この中で、伊座利から見える地域の“きずな”は、

・行政からの支援がなく、資金がなくとも地域全体で、一人残さず地域をよりよいものにしていこうとする姿

・できることから考え、また考えるだけではなく、積極的に地域の特性を生かした活動をしている姿

・地域の課題を全員が理解しており、「関係人口」(いざり人)拡大のための地域資源を生かしたイベント・「定住人口」の増加のために親子対象移住者を“面接”で積極的に受け入れているなど課題解決の中にも伊座利らしさを失わないように努めている姿

 

などがあげられ、これらをSDGsの観点で見ると、

11「住み続けられるまちづくりを」に通ずると思いました。

 

 

私はこのインタビューを受けて、美波町は地区ごとに文化が濃く、地区ごとに強く団結している姿から“地域のきずな”がよく見られたと思います。

 

 

中学生は伊座利など地区ごとの活動内容をインタビューすることで、

「地区によって人が主体になっている地区と、町が主体になっている地区が存在することが分かった」などしっかりインタビュー内容を理解し、自分なりに解釈している姿を見て、とても関心を受けたとともに、私たち大学生にとっても新な気づきとなりました。

 

 

伊座利地区の草野さんには「またおいで」と温かい言葉をかけていただいたので、ぜひとも実行されている体験などに参加できたらなと思っています。