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鶴岡ガストロノミー・フィールド・ミュージアム

第二回 モニターツアー2日目

日本語日本文学科4年の増子若菜です。2日目のモニターツアープランは午前中はぶどう狩り、昼食は由良で前回も行った料理体験、白山島散策、カニ釣り、そして夕食はBBQを行いました。
2日目は天気に恵まれ、朝、散歩に出かけた留学生もいたようです。ふるさと村宝谷から眺める景色は自然豊かで綺麗です。
ふるさと村宝谷を出発後、最初に産直あぐりに向かいました。産直あぐりは地元の特産物を販売しているファーマーズマーケットのような場所で、今の季節は様々な種類のぶどうが多く販売されていました。留学生の中には、苺や無花果などの果物を購入している人がいて、とても美味しそうと言っていました。
カラフルぶどう農園でぶどう狩りを行いました。一粒一粒が大きく、とれたて新鮮で食べられることができとても美味しかったです。留学生も色々な種類のぶどうを手にとって味わっていました。食べ過ぎてすぐお腹がいっぱいになってしまいましたが、全体的に和やかな雰囲気でした。
その後は由良に向かい、最初に地元の新鮮な魚を使った料理体験を行いました。最初、魚のさばき方を教えてもらいました。タコのさばき方も披露してくださり、留学生も興味津々に見ていました。魚のさばくときの留学生は、特に嫌だという反応もなく淡々と器用にこなしているという印象を持ちました。前回では、魚をさばくときに魚を触ったり血をみたりすることが苦手な学生がいたので、意外な反応でした。その後、みんなで協力し合って調理を進めていきました。
メニュー
口細カレイのフライ、ハタハタの湯あげ、ハタハタの味噌汁、タコのお刺身、タコ飯
みんなで協力し合って作った料理はとても美味しかったです。留学生にとっては馴染みのない味であったかもしれませんが、その後とても美味しかった言ってくれたのが嬉しかったです。
調理体験の後は、白山島で散策をしました。
前回はあまり時間がなく全体を見ることができなかったのですが、今回は2チームに分かれて白山島内を歩きました。留学生はゴツゴツした岩の上から海の景色や留学生同士で写真を撮り合っていて盛り上がりました。白山島の景色は、とても良いとも言っていました。
今回もカニ釣りに挑戦しました。
カニ釣りは岩の間に潜んだカニとの駆け引きがとても重要です。餌を食べるだけ食べてすぐに離して引っ込んでしまい、とても難しいです。前回では、カニを釣った留学生がいましたが、残念ながら今回釣った人はいませんでした…。ですが、皆んなとても集中していて、釣れないながらもカニ釣りを楽しんでいた様子でした。
最後はBBQと花火をしました。
BBQの野菜やお肉は産直あぐりで購入したものや、由良に向かう途中で寄った地元のスーパーで購入したものです。由良では、サザエも準備してくれていました。
由良の海に沈む夕日をバックにBBQを開始しました。みんなで輪になって食べる地元の野菜、お肉はとても美味しかったです。また、サザエもいただいたのですが、留学生の1人がサザエの身の取り方をマスターし、それをとってもらったものをいただきました。
由良では、調理体験やBBQなどを通して地元の方と交流する機会を持てたことは、由良や鶴岡のことをより知れるとても良いことであると思いました。またそれと同時に、日本に来たばかりの留学生が、このように他の学生と親密に交流する機会を持てた事も、意味のある時間になったのではないかと思いました。
最後はみんなで花火をしました。初めての手持ちの花火であったため説明してやり方を教えました。線香花火もしましたが、あっけなく火の玉が落ちしてしまいました…。線香花火の火の玉を落ちないように説明することが意外と難しいと実感しました。打ち上げ花火もしましたが、留学生から拍手などあり盛り上がりました。このような日本の夏の風物詩を体験ができ、留学生も喜んでくれたことが嬉しかったです。
今回のモニターツアーは、7月に行ったモニターツアーのときの経験や反省を踏まえて改善したところもいくつかありました。ただ、今回参加してくれた留学生は、日本に来てすぐのツアー参加であったため留学生同士の交流関係など、前回とは違った雰囲気があるように感じました。同じ日本に関心のある学生でも興味の幅やリアクションなど、その時の立場によって違うことを今回のツアーを通して実感しました。