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鶴岡ガストロノミー・フィールド・ミュージアム

歴史文化学科3年の栗栖光夏です。

モニターツアー2日目は、羽黒山で行いました。羽黒山が神社となり150年という節目から五重塔が一般の人に向けて公開されていました。明治時代以降初の公開という事で、留学生と共に見学することが出来てとても運が良かったと思いました。屋根の上から五重塔を支える柱を見ることが出来て、皆で身を乗り出して見たことが印象的でした。

その後一度、いでは文化記念館へ戻り山伏体験を行いました。宝冠と呼ばれる山伏が頭に装着するものを大きな一枚の布から作りました。装着した宝冠には個性が出ていてとても面白かったです。その後、床固として座禅を行い、出羽三山神社を目指し修業体験が始まりました。約2400段の階段を休憩をしながらなんとか登り切りました。私は、いつも登っている途中は辛いという感情で一杯になるのですが、出羽三山神社に到着すると辛かった感情を忘れて達成感で満ち溢れます。留学生は、どのように感じたのかとても気になりました。

 

また、この日は出羽三山神社で花祭りを行っていました。花祭りは、献灯に稲の花をかたどった花で飾られていて、その花を手に入れて神棚などに供えると五穀豊穣や家内安全などの幸せが訪れると信じられています。そのため、参詣人は花を貰おうと必死になります。私たちは到着するのが少し遅かったため、外れの方で見学をしていました。先達の方やお祭りの参加者の方がとても優しく留学生と私たちにも花が取れるようにしてくれました。

花は色とりどりで美しかったです。大切に持ち帰りました。昼食は斎館でお直会を頂きました。留学生は初めて食べる赤飯や山菜、刺串に興味津々だったことを覚えています。斎館の胡麻豆腐は何度食べても美味しかったです。

  

昼食の後は、直会会場の片づけをお手伝いして代々神楽の見学をしました。代々神楽は本殿の中で行われ、とても厳かな空間でした。夕飯には精進料理を頂きました。留学生の中には山菜の味がとても気に入っている方もいて、嬉しかったです。夕食の席の近くに他の団体の山伏の方がいて、私たちにほら貝や尺八を体験させて下さいました。留学生は、初めて触るほら貝と尺八に苦戦をしつつも最後はしっかりと音を出していました。たまたま近くにいた方々と交流が出来ることは、とても素敵なことだと感じました。

 

留学生が撮った写真を見て何に関心があったのかなど少しずつですが分かりました。今回の反省や良かった点を踏まえ次に生かしたいと思いました。