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鶴岡ガストロノミー・フィールド・ミュージアム

8・9月現地研修1日目

日本語日本文学科3年の増子若菜です。
8月30日から9月1日まで鶴岡市へ3日間研修に行きました。
夜行バスで鶴岡市に向かい朝食を終えた後、鶴岡市市役所内にて出羽三山と鶴岡市内の観光地についてのオリエンテーションを行い、湯殿山へ向かいました。

鶴岡市には「羽黒山」「月山」「湯殿山」という山があり、これらを総称して「出羽三山」と言います。明治時代までは神仏習合の権現が祀られた修験道の山でした。開祖は蜂子皇子と言い伝えられており、由良に伝わる八乙女伝説と深い関わりを持っています。江戸時代の頃には、羽黒山は現在を、月山は過去を、湯殿山は未来を表していると考えられるようになり、それぞれの山を巡礼することは「生まれ変わりの旅」として多くの人々が訪れてきました。

山の奥の方へ進んでいくと、山の中に大きな赤い鳥居が見えてきて、その景色がとても印象的でした。

最初に到着したのは湯殿山参籠所です。
近くに行くと鳥居は思っていた以上に高さがあり驚きました。

そこから徒歩で湯殿山神社へ向かいました。
岩がむき出しになっている山、微かに鉄の匂いがする水と滝、蛇!?にも遭遇しながら自然を堪能しました。

湯殿山神社は撮影禁止の場所になっています。「語るなかれ、聞くなかれ」ということで多くのことはあまり語れませんが、御神体のある場所はとても神秘的な光景でした。

湯殿山参籠所に戻ってきた後に玉こんにゃくを美味しくいただきました!

次に、旧遠藤家住宅を見学しました。
山形県指定有形文化財であり、茅葺屋根、寄棟兜造の多層民家であることが特徴の建物です。六十里越街道途中の出羽三山へ向かう参拝者の旅籠屋でした。雪深く狭い土地であったことから、明治時代以降養蚕が盛んになったとき、普通の暮らしの場と養蚕の場が1つの建物の中におさめられて多層という形になりました。

茅葺屋根の厚さと傾斜、多層になっている建物の構造など、その土地の昔の人の暮らしあり方が反映されており、興味深かったです。