こんにちは。雨が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

SCSK株式会社様の担当をさせて頂いた、日本語日本文学科1年の君島と関口です。

先日、８月１４日に新井研究員とプロジェクトメンバーで、

SCSK 株式会社様の企業見学をさせて頂き、広報部の杉岡様にお話を伺いました。

　←ありがとうございました！

まず初めに、SCSK様の会社概要について説明していきたいと思います。

SCSK様はIT企業であり、情報システムや情報サービスといったシステム構築から導入、保守、運用まで、企業活動や社会を支える「仕組み」を提供する会社です。

そして、人＝財産という考えを持ち、人の力を大切にしている会社です。

また、SCSK様は働きやすい会社として度々表彰されています。

　←表彰盾の数々

続いて、なぜIT企業が健康経営を始めたのか、

またどのような取り組みを行っているのかということについて下記まとめました。

初めに、健康経営を始めた経緯を説明します。

まずIT企業の仕事の特性として、長時間労働という問題がありました。

そのため、生産性の低下や育児との両立が困難になり、結果として人材が集まらないなど、負のスパイラルに陥りました。

そこで、SCSK様が始めたのは…..！

＼働き方改革／

その主な取り組みは

①残業半減運動（2012年度実施）

→業務の見直し・負荷の分散・リフレッシュデーなどの実施

②有給休暇の取得推進（2012年度実施）
→家族との時間や自由な時間が取れるようになった

③新しい休暇制度の導入（2012年度より継続実施中）
→②だけでは有給休暇を計画的に取得した後、インフルエンザなどの急な休暇取得による不足分に対応するバックアップ休暇(5日)や看護休暇など

④スマートワーク・チャレンジ20（2013年度より継続実施中）
→月に残業平均が20時間未満、有給休暇20日（100％）の取得を目指す取り組み

このような取り組みをしている中で、反対する社員の方もいらしたようです。

しかし、当時の経営トップである中井戸様は「社員の健康が第一である」「大きな目標を掲げ、達成することに意味がある」

という強い意志と覚悟を貫き、ここまで進めてきたのです。

とくに、④スマートワーク・チャレンジ20はSCSK様独自の取り組みです。

残業を減らし、有給休暇をしっかり取るというものですが、ただその２つを

実施するだけでは、残業代を含めた給与が生活給として必要としている方からの賛同を得られない。

そこで考えたのは…..

1. 浮いた残業代の全額還元
2. 有給休暇を取りやすい環境づくり
3. 長時間労働の是正
4. 業務品質の向上

これを実施するために、お客様にも理解・協力を求めるようにしました。

その結果…！

残業時間は大幅に減り、有給休暇の所得率も向上。さらには営業利益も向上しました！！

その上、社員の満足度が上がり、やりがいを持って働けるようになりました。

次に健康経営についてです。

SCSK様が力を入れているのはなんと言っても「禁煙」です。

禁煙キャンペーンを実施し、喫煙者を減らす取り組みを行っています。

具体的な取り組みとしては禁煙にかかる治療費の全額補助。

そして驚いたのは、禁煙を目標とした人だけでなく、それを見守る社員も報奨金を支払うという取り組みです！！

その結果、禁煙に成功した本人は5万円、見守った人には合計2万円（5人ならば、一人あたり４千円）が支給されました。

その他にも、「健康わくわくマイレージ」という取り組みがあります。

これは、健康経営にかかわる行動や健康診断における結果により特別ボーナスが支払われるものです。

さらに健康推進のための社内クリニックやリラクゼーション施設が設置されています。

このように様々な取り組みを通して、社員の健康に対する意識付けができ、

素晴らしいと感じました！

最後に、女性活躍のお話も伺いました。

主な取り組みとしては下記両立支援です。

①仕事と育児の両立支援
②仕事と介護の両立支援

そこで、私たちが注目したのは、①仕事と育児の両立支援です。

SCSK様はこの取り組みとして時間単位の有給休暇や子育てカフェ、

そして保育料の50%の補助（上限3万円）、転居補助（上限50万円）があります。

育児補助をしている会社は多くあると思いますが、半分の補助はなかなか無いということです。

また、転居の補助は育児をする上でとても父母に優しい取り組みであると感じました！

さらに、復帰プログラムにも力を入れており、昨年の復帰率は96.9%と高い数字が出ています。

行動するだけではなく、結果に結びついていることがSCSK様の強みであると感じました！

↑食堂にもヘルシーメニューもありお昼ご飯も美味しく頂きました♪

ここまで社員のことを想い、活動してくれる会社はないと思います。

将来、働く際はSCSK様のような福利厚生が整った素晴らしい会社に務めたいと心から思いました。

今回、お話を伺ったことで学んだ多くのことを今後の企業研究に役立てたいです。

大変良い経験になりました。

　←最後に受付で！

昭和女子大学

君島かれん、関口舞