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江戸文化が残る浅草の魅力を発信するプロジェクト

創吉 切子体験教室(取材報告)

こんにちは!昭和女子大学×東武鉄道「江戸文化が残る浅草の魅力を発信するプロジェクト」です。

 

今回は、創吉さんでの江戸切子体験の様子をご紹介します。

創吉さんは、浅草駅から徒歩30秒と、とてもアクセスの良い場所にあります。

体験場所は、お店の2階です。体験当日は9月だったのですが、窓から入ってくる風が心地よく、爽やかな気持ちで作業を進めることができました。

 

最初に、練習用のグラスでカッティング体験をした後、制作作業に入っていきます。

グラスの色と形、自分が制作したい切子の柄を選び、下書きを終えた後、底面→側面の順にカットしていきます。

カッティングでは、専用の機械を使用します。

手元がぶれると柄にも影響が出てしまうため、集中力が必要とされました。

作業中は、常にお店の方が見守って下さり、困った時はすぐに相談することが出来るため、慣れない作業でも安心して進めることが出来ました。

最後に調整を行った後、グラスを磨いていただき完成となります!

完成したグラスは、撮影場所が用意されているため、綺麗に写真に収めることもできます。映えること間違いなしです!

体験終了後、創吉さんにインタビューに答えていただきました。

 

①創吉さんの創業(歴史)について

創業32年。グラスのおろしや販売を主に行っており、その中の一つとして切子部門があった。切子体験自体は昔から行っており、その時は1階に1台だけある機械を使用していたが、最近は体験ブーム、また江戸切子ブームということもあり、体験教室を2部屋に拡大し、5年ほど前からは修学旅行生の受け入れなども行っている。

 

②切子体験教室を始めたきっかけ

昔は、切子やグラス自体を好きな方のニーズにお応えするために行っていた。

現在は、切子のこともグラスのことも全然知らないが、浅草で遊びたいという方に向けたエンターテインメントとして行っている。そのため、二時間半の中で制作できるよう、伝統的な柄よりも、新しく考えたものが中心となっている。体験で制作できる伝統柄は、麻の葉と七宝の二つである。

 

③コロナの影響を機にお店やご自身の心情に変化したことはあるか

お店としては、修学旅行生の受け入れ等がなくなってしまったため、売上が半分以下になってしまった。

心情としては、5年前に体験を拡大してからは基本うなぎのぼりで上昇し、部屋も1年半に1回ほど増やしていけるような状態だったが、今ここにきて初めてお客様が減り(お客様が一人もいないという1日は5年間の間に一度もなかった)、お客様がいないと暇だなと感じるようになった。

 

④創吉さんのおすすめ商品と体験での人気色について

おすすめ商品は花切子。これを浅草切子と名付け、オンラインショップや1階でコレクションの一つとして扱っている。また、アクアティックというお魚などの海の生き物を施したシリーズも1階で販売しており、こちらもおすすめ。

体験での人気色はブルー。ピンク(金赤)色は金を使わないと出せない色のため値段が高く、原材料がコバルトであるブルーの方が安く、需要がある。

⑤江戸切子を手にする人にどのように使ってほしいか

現在、江戸切子は高額化しており、グラスに対して職人がかける時間が一般的な工業製品とは全く異なるものになっている。そのため、お客様がグラスを使う時間が特別なものになることが大切だと考えている。

 

⑥創吉さんが考える江戸切子の魅力とは

グラスに何かを足してゴテゴテさせていくのではない、スッキリとした、削り出していくカッコよさが魅力ではないかと考える。

 

(回答日:2021年9月16日)

 

インタビューは以上となります。お忙しい中、ご協力いただきありがとうございました。

浅草を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。

 

(公式HP)

https://www.sokichi-workshop.com/

 

(アクセス)

〒111-0034

東京都台東区雷門2-1-14 四方レジデンス

創吉 切子体験教室

Twitter・Instagramでは、【浅草スポット紹介】として取材報告を投稿しています。S-LABOでは紹介できていない場所についても投稿していますので、是非こちらもご確認ください!

今後も、S-LABOでは様々な記事を投稿していく予定です。

楽しみにしていてください。

 

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