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江戸文化が残る浅草の魅力を発信するプロジェクト

浅草演芸ホール(取材報告)

こんにちは!昭和女子大学×東武鉄道「江戸文化の残る浅草の魅力を発信するプロジェクト」です。

今回は浅草演芸ホールへ取材へ伺いました。

東京メトロ銀座線・浅草駅から徒歩10分、つくばエクスプレス・浅草駅から徒歩30秒にある浅草演芸ホールでは、時間に縛られることなく自分の好きな時間に落語を聞くことができます。若手からベテランまで多種多様な噺家さんがいらっしゃり、ファミリー、友人、カップルなど老若男女問わず色んな年代の人が一緒に寄せを楽しむことができるのが魅力の一つです。

浅草演芸ホールの席亭・松倉由幸様に質問と回答をいくつかご紹介したいと思います。

Q.コロナ禍で変わったことはなんですか?
→コロナが断続的に続き、観光などで他府県からのお客さんがゼロになってしまったことが1番辛かったです。しかし、こういう辛い時代だからこそ笑いが必要だろうということで休業要請がでない限りは小屋を開けていました。緊急事態宣言が解除され、現在は客足が戻ってきて、週末では前と同じくらいの人通りがあるので、いまは明るい見通しを持っています。

Q.席亭松倉様が思う浅草演芸ホールの魅力は何ですか?
→いつ来ても落語が聞けることです。時間に縛られることなく、好きな時間に好きな時間まで見れることが寄席の良いところだと思います。

Q.観光客はもちろん、都内や近郊の方に寄席に来てもらいたいという思いはありますか?
→都内でも落語を聞きに来たことのない人は大勢居ると思います。寄席のような場所が身近にあるというのは我々ももっとアピールしていきたいです。これまでは観光客がメインでしたが、お客さんはもっと身近なところにいるし、そういったお客様を開拓するのは使命だと思います。
誰が出演するかによっても動員数は変わり、最近では若手の噺家が大勢の若い人々を動員していました。その様子を見て、若手の噺家には若い人々を動員する力があるという発見をしました。
若い方々をどんどん開拓していくことも我々の課題です。

Q.浅草演芸ホールで寄席に出演するのは噺家にとって登竜門のようなものですか?
→前座時代(4年目くらい)までは毎日寄席に通うので、目標というよりは学校が近い意味合いだと思います。そこで修行して真打になったらお披露目の興行ができます。それが終わっても寄席に出れるように自分で勉強していかないといけないので、登竜門というよりは学びの場、自分の価値を披露できる場です。

たくさんの魅力がつまった、浅草で唯一の落語定席です。浅草を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください!(マスク着用、入場時の検温、手指の消毒、小屋内の換気とコロナ対策は徹底されています。)

今後もS-LABOにて様々な記事を投稿していきますので、楽しみにしていてください。

 

(公式ホームページ)https://www.asakusaengei.com/

(アクセス)〒111-0032 東京都台東区浅草1-43-12