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学園イメージソングプロジェクト

【MV完成までの道のり】(1)MV制作会社決定

昭和学園では2020年に迎えた学園100周年にあたり、様々な創立100周年記念事業を行ってきました。本プロジェクトではその一環として、在学生・卒業生・教職員の心を1つにする新しい音楽作品を生み出し、歌い継いでいくために昭和学園のイメージソングを制作しています。

こんにちは。昭和女子大学・学園イメージソングプロジェクトです。
皆様、先日公開された『For Our Dreams』のミュージックビデオ(以下MV)はご覧になりましたか?
 
今回から3本立てで、そのMV制作の裏側をお伝えします。
第一弾は、MV制作会社選定までの裏話です。
私達は、本MVを制作するにあたり、プロの制作会社に依頼しました。

まず、MVを作った目的は、「映像を通じて楽曲と学園の魅力を伝え、皆様の愛校心を深めること」でした。
これまで、ワークショップや秋桜祭、記念式典などで楽曲を披露してきましたが、未だ認知度が低く、このプロジェクトの目標が達成できていないことが課題でした。学園の魅力を視覚的に表現できるMVを作り、見てもらうことで、楽曲の認知度を向上させると共に、学園関係者一同の愛校心を醸成させようと考えました。
 
そのため2020年2月から、この目的を達成するにはどのようなMVが良いかプロジェクトメンバーで話し合いました。
そしてそのイメージに合う制作会社13社ほどを候補とし、過去の作品例や出演者、クライアントなどまで詳しく調べました。昭和学園や学園イメージソングのカラーにマッチする作品を作れそうである、著名人のみでなく一般の人の撮影にも強みがある、という条件で4社に絞りました。
 
そこから、各社と連絡を取り始め、私たちの考えるMVのイメージを企業と共有、100周年事業におけるMV制作予算内での概算見積の作成をお願いしました。
概算見積作成に際し、メールでは伝えきれなかった具体的なイメージを伝え、各社から制作の手法や考える上で気をつけるべきところを教わりました。また、各社の雰囲気なども掴むことができました。
その後のミーティングでは、各社の過去の作品や概算見積をもとに、候補を絞るべく検討を重ねました。
しかし、金額の異なる過去の事例同士を比べたり、形式的な概算見積を見比べたりするだけでは各社の良さや違いは見抜けませんでした。
そこで、私たちはコンペティション*を実施、入札形式で発注先を選定しました。
それに伴い、ブリーフィング**も実施し、各社から企画書やコンテ***、イメージ映像などを提示してもらいました。
 

*コンペティション→複数の企業を競わせ、その中で優劣をつけ、企業をひとつ選ぶ方式。
**ブリーフィング→企業に対して行ったMVについての簡単な概要説明会。
***コンテ→撮影台本。カットごとに画面の構成や登場人物の動きなどを詳細に記したもの。

 


▲オンラインで実施したコンペティション

 
コンペティションの結果、4社から7案が提出されました。
どれも私たちのイメージを汲み取りつつ特色のある作品を提案していただき、感動しました。
プロが作るMVがどのようなものになるか、とても楽しみになりました。
 
そして各案について、実現の可能性や、MVを作る目的の達成度合いなど、様々な観点から比較検討をしました。




▲表を用いて1人1人が検討。客観評価と主観評価を交えながら議論した。
写真は表の一部抜粋。

 
こうして、2020年7月、MVの制作を株式会社SEP*様(以下SEP)に依頼することが正式決定しました。

*ミュージックビデオ、LIVE映像・CM・企業VP・Web映像・ドラマ・映画など、年間400作品以上の幅広い映像コンテンツの企画制作を行う制作会社です。

 
勝ち上がったSEPの企画は、「100年ダンス」というコンセプトを基にした、ダンスが主軸の作品でした。歌詞と振り付けをリンクさせることで、楽曲に込めた想いや歌詞の意味を視覚的に伝えます。
 
MVに登場したのは、現役の大学生や附属校の園児児童生徒、教職員だけではありません。
卒業生にも出演していただいたり、100年前の大正時代の学生やアメリカにある昭和女子大学の海外キャンパス「昭和ボストン」もグリーンバックを用いて映しだしたりすることで、印象に残り、見ていて飽きない映像になると共に、昭和学園が100年間で築いてきた時代の繋がりや世界との繋がり、学園全体の一体感を表現します。
 
このSEPの企画が、私たちの表現したいものに近いと考え、SEPに決定しました。

次回は、いよいよSEPのプロジェクトチームの皆さんと具体的に企画を練っていく段階の裏話です。お楽しみに!