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【現代ビジネス研究所・研究助成金採択プロジェクト】燕三条地域の加工技術とグローバル優位性~産業集積を支えるものづくりのDNAを探る

「燕ワークショップ①」(日本酒学)

今年度から本プロジェクトに参加させて頂くことになりました、ビジネスデザイン学科3年の丸岡梨湖(まるおか・りこ)です。私たち昭和女子大学の4年生2名、3年生2名の計4名は、9月14日(月)から9月18日(金)までの5日間、新潟県燕市にある公益社団法人つばめいと(以下、つばめいと)様主催のワークショップに参加させて頂きました。2日目午後に行われた東京・表参道の新潟県のアンテナショップ「表参道・新潟館ネスパス」(通称・ネスパス新潟)見学を除いて、プログラムはすべてオンラインで実施され、新潟市、燕市、東京の3か所をつなぐ「三元中継」で実現しました。最終的な目標は「新潟県の日本酒の購買量を上げる」施策の提案です。前半の内容について私丸岡がご報告します。

 

初日の9月14日の午前中は、オリエンテーションとチームビルディングでした。まず、Zoomを活用して参加者(学生2名は東京から、ほかの2名は帰省先の金沢から参加)それぞれの自己紹介から始まり、続いて、市内の企業へのインターン受け入れの支援をしているつばめいとの事務局長で新潟大学工学部助教でもある若林悦子(わかばやし・えつこ)様から本ワークショップの流れや概要を説明して頂きました。

午後は新潟大学経済学部の岸保行(きし・やすゆき)准教授による日本酒学の講義です。岸准教授は、現在副センター長を務める「新潟大学日本酒学センター」(一昨年4月に新潟大学と新潟県酒造組合、新潟県で連携協定を締結、正式発足は今年1月1日)の立ち上げに携わり、さらに世界初の学問「日本酒学(Sakeology)」を提言された方です。「日本酒学」の講義は200人定員のところ800人の受講生が集まるほど、高い注目を集めています!

私は日本酒にあまり馴染みがありませんでしたが、とても分かりやすい講義で「もっと日本酒学について学びたい」「色々な種類の日本酒を飲んでみたい」と興味や関心がさらに強くなりました。特に印象的だったことは、日本酒と食事のペアリングです。白ワインの代表的なペア料理として魚介類が知られていますが、ワインに含まれている亜硫酸や鉄分が魚の生臭さを促進するというデータもあり、日本酒のほうが旨味を増すと言われているそうです。これには驚きました。

この科学的根拠に基づいて開発された商品が「I M A 牡蠣のための日本酒」です。他にもカレーやステーキに合う日本酒など、新しい視点を取り入れた組み合わせが増えていて、今後の日本酒に大注目です!良い意味で日本酒への見方・印象が変わり、日本酒には大きな可能性があると感じた講義でした。

 

ワークショップ2日目は次の投稿に紹介します。