調査研究・その他
学園イメージソングプロジェクト
【楽曲完成までの道のり】(1)「松本俊明さんと作曲を学ぼう!Music Workshop! in SWU」
こんにちは。
学園イメージソングプロジェクトです。
今回からは全3回にわたって、S-LABO初投稿以前のプロジェクト活動をお伝えしていきます。
作曲後、作詞から初披露までの裏側【楽曲公開までの道のり】をぜひご覧ください。
①プロジェクトの認知と歌詞募集の訴求を目的とした
「松本俊明さん*と作曲を学ぼう!Music Workshop! in SWU」
②歌詞編纂
③イメージソング初披露イベント@秋桜祭
それではまずは第1弾、「松本俊明さんと作曲を学ぼう!Music Workshop! in SWU」のレポートです!
作曲家・ピアニスト。MISIA「Everything」、JUJU「この夜を止めてよ」などを代表曲に持つ。昭和学園イメージソングを作曲。
歌詞を昭和学園の学生・生徒・児童・教職員から広く募集することは、「学園一同の心を1つにする」というこのプロジェクトの大きな目標達成への一歩でした。
とはいえ、当初はプロジェクトの認知度も低い上に、歌詞応募はハードルが高い…という人が多そうで、歌詞がなかなか集まらないかもしれない、という問題がありました。
そこで、学園イメージソングを作曲してくださった作曲家、松本敏明さんに出演していただき、作曲がどのようにされるのか体感できるイベントを開催したら、プロジェクトを認知してもらい、かつ歌詞応募を促進出来るのではないか?と考えたのです。
そして、松本さんは非常にお忙しい中でしたが、快く私達の提案を受け入れてくださり、企画が実現しました!
2019年7月11日に昭和女子大学 学園本部館にて開催しました。
学生はもちろん、教職員、職員、理事長・総長など様々な方々にご参加いただき、1時間という短い時間でしたが多くの方にご満足いただけたようです。
学園イメージソングを作曲することになったきっかけから、普段の作曲の流れ、今までの作品作りで苦労したこと等、松本さんのお仕事についてや音楽業界の話を、対談形式で松本さんから伺いました。
普段は聞けない貴重な話ばかりで、参加者は興味津々で聞いていたようです。時折笑いも生まれる、和やかな雰囲気でした。
壇上手前:松本俊明さん 壇上奥:司会(プロジェクトメンバー 坂本明沙美)
ドレミファソラシドの8音の中からランダムで選ばれた3音のみで松本さんが即興作曲するゲームをしました。参加者にカードを引いてもらい3音を決定しました。
今回は、「ファ」「低いド」「ミ」の3音になりました。決定してからすぐに弾き始める松本さんに参加者は驚いたようです。松本さん曰く、「言葉を話すような感じ」で曲を弾いたそうです!
皆が知っているあの曲が、松本さんにより非常に華やかにアレンジされ、演奏されました。
今回はメロディーは変えずに、コードのみのアレンジ、という、専門的な知識も少し解説していただきました。
作曲者である松本さんご本人のピアノ生演奏バージョンで披露していただきました。会場全体が爽やかでダイナミックな音楽に包まれ、体を揺らして聞き入っている参加者もいました。演奏後は盛大な拍手が生まれました。
また、作曲に込めた思いとして、「時を超えてスタンダードになれる曲、繋がっていく希望をイメージした」と仰っていました。
ここまでで作曲についての知識がついたところで、司会から松本さんのプライベートに迫る質問をしました。人生の参考になる深い話もたくさん伺えました。
参加者からも質問を募り、進路についての悩みや、お仕事で行き詰まったときの乗り越え方などの質問など、松本さんからの人生のアドバイスを求める質問が多く出ました。
プロジェクトメンバーの学生・職員が、イベント内容の立案、会場の選定・確保、松本さんとの打ち合わせ、宣伝、リハーサル、イベントの運営、イベント後のアンケート調査などをすべて行いました。
宣伝は、UPSHOWAの掲示やビラ、動画などを作成しましたが、それだけでは集客効果が見込めず、学生ホールで直接話しかけて勧誘もしました。
宣伝用に作成したビラ
実は、イベント中にハプニングも発生していました。
作曲ゲームは、当初違う企画を予定していたのですが、当日に変更することになってしまい、急遽司会原稿を書き換えました。
また当日の進行が想定より早く、時間に余裕が出来たので、質疑応答を伸ばしたり、司会のコメントを増やしたりしました。
会場準備の様子
一つのイベントには想像以上の時間や準備、多くの人の協力が必要だということ、ハプニングが起こっても参加者に満足してもらうことを優先し、チームで協力して動くことで、成功できると学びました。
また、アンケートより、歌詞を応募してみたくなった方が多いことが分かり、このイベントの成果を感じられました。
他にも、「作曲を学ぶというワークショップのテーマと実際が少し異なっていた」、「素晴らしい内容なのでもっとお客さんを呼ぶと良い」、などの意見もいただき、今後のイベント企画や宣伝方法についての課題も発見することができました。
イベントに参加してくださった皆さん、ありがとうございました!
次回の記事は、【楽曲公開までの道のり】第2弾、「歌詞編纂」です。
応募された歌詞がどのようにして現在の形になったのか、その裏側をお伝えします!