企業連携プロジェクト
農福学連携キッチンカープロジェクト
プロジェクトのはじまり
こんにちは!
ビジネスデザイン学科4年の佐々木です。
そもそもなぜこのプロジェクトが発足することになったのか。その背景をお伝え致します。
プロジェクトの話をいただいた2018年4月、当時ハンズオン東京様から頂いた課題としては
「障碍者雇用促進に繋がるキッチンカーを用いたビジネスモデルの考案」
といったものでした。
「障碍者雇用」というものに関して全く知識がなかった私たちは、
ネットで調べるだけでは知識が到底足りなく、
社会福祉協議会の方や障碍者雇用支援事業所等の福祉分野のプロの方へ話を聞きに行くなどして、
知識を深めていきました。
初めて知る障碍者雇用の現状はとても衝撃の連続で、
健常者とあまり変わらず仕事が出来るにも関わらず、
圧倒的に低い賃金をもらって働いているということを知りました。
また、当時話題になったニュースとして
・中央官庁による障碍者水増し雇用問題
・民間企業の障害者の法定雇用率引き上げ
といったものもあり
非常に緊急度も高くタイムリーな社会問題であると考えます。
この現状を打破すべく、私たちは以下のビジネスを考えました。
「障碍者」「農家」「学生」といった、可能性を秘める三者による調理販売。
これらの三者が手を取り合って、協力することにより商品にストーリー性が生まれます。
そして、そのストーリー性がこのフードトラックプロジェクトの価値に繋がります。
また、ゼロから利益を出す一連のプロセスを経ることで障碍者の方々に自信がつき、
彼ら自身が持っている社会に出やすいマインドを育成することが可能です。
加えて、材料の調達を地方から行うことで、普段お世話になっている地方農家の方々に対しても
恩返しをすることができます。
私達学生はこの仕組みを実行することで
実践的な学びを得ることが出来ます。
こうして、私達の農福学連携キッチンカープロジェクトは始まりました。