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【現代ビジネス研究所・研究助成金採択プロジェクト】『東京で識る東北』プロジェクト

【学生レポート】現地訪問(9)最終日、女川から石巻へ、石巻の日和山公園

こんにちは。食安全マネジメント学科1年の大本真弥花(おおもと・まやか)です。

宮城の現状や復興状況などを知り、それを東京で発信するため、9月4日から6日にかけて2泊3日で行ってきた現地訪問も今日が最終日です。この日は2つのチームに分かれ私のチームはシーパルピア女川でテレビ取材を受けたあと、JR石巻線で石巻へ。そこで、東日本大震災津波が来た際に地元の方々が避難した場所を見に行くことになりました

その場所は、石巻駅から歩いて25分ほどの「日和山(ひよりやま)公園です。

この公園はとても広く全てを見て回ることはできませんでしたが、展望台で見る景色はとても綺麗でした。

 

(左の写真は日和山の展望台に設置された掲示板。右の写真は掲示板右上の写真を拡大したもので、写真説明には「2011年3月11日15時26分日和山公園。津波の様子を見る人たち」とあります)

 

日和山公園に行く際、とても坂が急で階段の段数も多く、ここなら津波はこないとわかりました。気温が30℃近くあり、その暑い中坂を登り展望台に着いた時は達成感があり、私たちは風に吹かれてとても気持ちよかったです!

展望台から見下ろす風景は、少し先に海があり、手前の土地には住宅が全くないと感じました。しかし、東日本大震災が起こる前の写真を見ると、今では想像できないくらいの住宅の多さにびっくりしました。この風景からだけでも、津波の恐ろしさを感じることができました。

(展望台からの景色)

 

展望台には「ひまわりプロジェクト2017」という看板がありました。そのプロジェクトは石段にひまわりの種をまき、ひまわりの花を奉納献花するイベントだそうです。とても素敵で心の温まるプロジェクがだなと思いました。

(「ひまわりプロジェクト2017」の看板)

 

 

 

展望台のすぐ下には、70年やっているという「お休み処  さとう」(写真左)があり、かき氷(写真右)を食べました。

そこは、昔ながらの雰囲気でした。暑い中食べたかき氷はとても美味しかったです!年配の優しいご夫婦(?)2人で営んでいるお店で、とても親切に接してくれました。

ぜひ、行ってみてください!

(日和山からの下り坂)

 

日和山公園から石巻駅に戻る途中でみつけた「梶谷製あん所」に寄りました。そこではちゃきんを食べました。
見た目は、八ツ橋に似ていますが味は桜もちみたいでした。皮はモチモチしていてとても面白い食感でした。

 

【感想】

東日本大震災から8年半年経ったのに、私にとっては初めての被災地訪問でした。しかし、この機会被災地を訪れることができてとても良かったと思います。現地で見たこと聞いたことは、自分の中でとても大きな経験になりました。宮城に行ってみると、8年も経っているだから復興作業はもう終わっているのかと勝手に思っていました。しかし、その考えは間違っており工事をやっているところ多かったです。一番驚いたのは、まだ海の堤防の工事をやっていることでした。もう’8年ではなくまだ8年なんだと感じました。

この訪問で学んだことを東京の方達や東京に訪れた方達にも知ってもらえるように発信していきます。

(食安全マネジメント学科1年・大本真弥花)