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【現代ビジネス研究所・研究助成金採択プロジェクト】『東京で識る東北』プロジェクト

【学生レポート】現地訪問(3)お箸の漆塗り、秋保大滝、ホテルでの豪華バイキング

こんにちは。現代教養学科1年の八田麻生(はった・まき)です。

1日目、秋(あきう)保温泉から車で約5分の「秋保工芸の里」(1988年4月にオープン)で、私が体験したのは「お箸の漆塗り」です。ここはお箸の専門店というわけではなく、「熊野洞」という、地元の代表的な工芸品である仙台箪笥(せんだいだんす)を作り続けているお店です。
もらったパンフレットによると、仙台は藩祖伊達政宗公が慶長年間(1596~1613年)に開いた城下町で、「杜(もり)の都(みやこ)」と呼ばれるように欅が多いところ。そういう環境に恵まれて、箪笥をつくる技術が長く受け継がれてきたそうです。

その「熊野洞」さんで、私たちの箸づくりはまず、欅の材料を自分の持ちやすい長さに切るところから始まります。手に持つ方の切り方も、まっすぐ切るか斜めに切るかで印象が随分異なります。のこぎりで切るので、切ったところがザラザラしています。

(切った直後は手前の切り口はザラザラです)

このザラザラをなくすため、切り口をヤスリで削り、その後、全体を仕上げていきます。そしてついに色付けに入るのですが、気をつけなければならないことひとつがあります。それは、漆は手に付くとかぶれてしまい、とても痒くなってしまうということです。なので、絶対に手に付けないこと!!私たちはみんな慎重に箸に色付けをしました。漆を塗ったら100秒数えてティッシュで拭き取ります。そして職人さんにドライヤーで乾かしてもらって箸作り体験は終了です。完成した箸は後でまとめて大学に送ってもらいました。

その後私たちは、タクシーに分乗して国指定名勝の秋保大滝へ向かいました。その前に、大滝不動産の境内で、大嶋淳俊先生(現代ビジネス研究所研究員、宮城大学教授)の差し入れの「おはぎ」で腹ごしらえ。地元のスーパー「主婦の店さいち」でしか売っていない、大人気の「おはぎ」で、売り切れ直前に買い込んでもらったものです。

(おはぎでちょっとお腹がいっぱいになりました)

  

(写真は滝つぼの前で、学生全員で決めポーズ。前列右から3番目が私です。)

それから、滝つぼへの道は険しく、急な階段と山道を下りなければなりませんでした。前日に雨が降ったのか、地面がぬかるんでいるところもあり、いつ転んでもおかしくない状況です。このため、ゆっくり転ばないように慎重に歩きながら辿り着いた秋保大滝はとても壮大で美しかったです! 水が透明でひんやりしていて、滝が落ちる時に飛んでくる雫が汗ばんだ私たちの体を涼ませてくれました。頑張って歩いてきた甲斐があったと心から思いました。

秋保大滝を後にして、再びタクシーに分乗してホテル「華乃湯」へ向かいました。ロビーのベランダには足湯があり気持ちよかったです。お部屋はとてもきれいで、私は3人部屋だったのですが、広すぎるくらいでした。
そして晩御飯はバイキング!!(左の写真)。美味しいご飯をお腹いっぱい好きなだけ食べられて幸せでした。そして最後に温泉!4種類の温泉があり、それぞれお風呂の雰囲気も温度も違って気持ちよかったです。1日目の疲れがとれ、癒されたひと時でした(右の写真の「天下取りの湯」は「殿方」専用で私たちは入れません)。

(現代教養学科1年・八田麻生)