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有田うちやまキャンパスが開催されました!

こんにちは。現代教養学科3年山岸妃奈子(やまぎし ひなこ)です。

 

12月4日から11日にかけて「有田うちやまキャンパス」が開催されました。このイベントは有田町町役場まちづくり課が主催で、「住みたいまち、住み続けたいまち有田うちやまをブランディングしよう!」をテーマに地方創生×SDGsの観点で参加学生がチームごとに有田町が活性化するための具体的事業案を検討・発表しました。

 

昭和女子大学、佐賀大学、帝京大学、早稲田大学、立教大学、情報経営イノベーション専門職大学、慶應義塾大学、高知県立大学の8つの大学から18人の大学生が集まりました。5つのチームに分かれ、オンラインでフィールドワークやグループディスカッションなどを通して有田町の未来を考え、意見交流をする貴重な時間となりました。

 

初日の12月4日は話題提供として、SDGsの活動に長年尽力されている聖心女子大学の須藤あまね(すどう あまね)さん、ちいきん会主宰(内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局)の菅野大志(かんの だいし)様、有田町役場まちづくり課の木寺寿(きでら ひさし)課長に講義をしていただき、地域活性化やSDGs活動、有田町の現在の様子などをお聞きしました。

 

さらに、ZOOMを活用してオンラインフィールドワークを行い、有田焼の窯元である渓山窯を経営する篠原渓山社長の篠原祐美子様にご協力いただき有田焼の制作過程のものを見せていただきました。また、まちづくり課の佐藤康二(さとう こうじ)様に陶山神社やトンバイ塀など、内山地区の景色をレポートしていただきました。

 

8日夜に中間発表が行われ、各チームの進行状況を報告し、有田町役場まちづくり課の木寺課長、佐藤様に質問にお答えいただいて、さらにアイデアを練っていきました。

 

最終日の11日は各チームが一週間で作り上げたアイデアを発表しました。また、初日にお話しいただいたお三方と交流する時間では質問に答えていただき、発表を受けたコメントなどをいただきました。

 

空き家が増加していること、移住者を増やしたいという課題に着目し、内山地区を「クリエイターの住みやすいまち」にブランディングするアイデアでした。

どのチームも有田町内山地区の良さを生かしつつ課題解決に向けた具体的で素晴らしいアイデアでした。

最後に松尾佳昭(まつお よしあき)町長から「有田町のことを考えてくれてありがとうございました。学生のみなさんのアイデアをぜひ実現するために我々も頑張りたいです。」とお話をいただき、イベントは幕を閉じました。また、昭和女子大学のメンバーもフォトコンテストを開催し、有田町に関連した写真と意気込みのコメントを投稿していただいています。

 

私自身、今回のイベントを通してたくさんの学びを得ることが出来ました。有田町の魅力をいかに発信し、現状の課題解決に向けて自分たちに何が出来るのかを一生懸命考えることが出来た1週間でした。

 

全国8つの大学から参加した学生のみなさんがそれぞれ大学の授業や携わってきたプロジェクトでの経験、知識を結集し、それぞれのチームの中でとても濃い時間を過ごせたのではないかと思います。

 

私は、短い時間ではありましたが、様々な方のお話を伺い、参加学生の皆さんの熱量に刺激を受けました。非常に貴重な時間を過ごすことが出来ました。

 

これで終わるのではなく、実際にアイデアをかたちにし、有田町の活性化につなげていくにはどうすれば良いのかこれから模索していきたいと思います。

 

 

最後になりますが、松尾町長をはじめ有田町の皆さま、話題提供としてお話をしてくださった皆さま、参加してくださった学生の皆さま、このイベント開催にあたりお力添えいただいたすべての皆さまにこの場をお借りしてお礼申し上げます。本当にありがとうございました!

 

 

内山地区の高台にある陶山神社です。鳥居や狛犬も陶器で作られています。ここからの眺めは絶景です!

登窯に使用されていた廃材レンガを使用した「トンバイ塀」です。様々な色合いのレンガによってレトロな雰囲気を醸し出しています。

オンラインフィールドワークでは渓山窯の工房におじゃまして、制作段階の有田焼を見せていただきました。エビの絵柄が特に人気だそうです。
※写真はいずれも熊澤慎太郎研究員がZOOMのスクリーンショットを撮影