地域貢献活動
食を通じた地域支援応援プロジェクト
下馬・野沢地区 活動報告
こんにちは。食を通じた地域支援プロジェクト 下馬・野沢地区担当の髙田です。
黒谷先生、プロジェクトメンバー、地域の方々など多くの方からのご協力の元、2021年の活動やみんな食堂開催が無事終了いたしましたので、2021年の活動を報告いたします!
【7月~8月 フィールドワークと課題抽出】
<目的>
フィールドワークを行い、想定でたてた課題と実際の課題の認識の差をなくすため。
<フィールドワークについて>
①三軒茶屋駅→下馬町づくりセンター→世田谷区立南原公園
②三軒茶屋駅→野沢地区会館・野沢児童館→日本大学スポーツ科学部キャンパス
上記の2ルートに分けて実施。
<結果>
・スーパーが少ないことから食料調達が不便ではないか
・駅付近に飲食店が多いことから外食がしやすい環境なのではないか
・道路が狭く交通手段が少ないため移動が不便ではないか
・公民館も多く、掲示板が多いため地域交流はそれなりにあるのではないか
主に上記4つの観点から課題を抽出しました。
【8月~9月 第一回アンケート実施と分析】
<目的>
想定した課題と、地域の方が感じている課題の差異をなくすため。
<アンケートについて>
対象者:『食の支援』のイベントにご参加いただいた世田谷区民の方
内容:①属性 ②食行動について ③コロナウイルス流行前後の生活の変化 ④地域交流について ⑤交通面について
上記5項目からご回答いただきました。
<結果>
回答数:30名 (筆記型27枚 オンライン型3枚)
分かったこと:
・イベント参加者はご高齢の女性が多い
・自炊をする方が大半である
・食や健康に関するイベントに興味がある方が多い
問題がなかった点:
・食のアクセスや価格
・1日の食数
【10月 最終目標の決定】
フィールドワークやアンケート結果から、
『高齢者と若者世代の世代を超えた地域交流』を目標に活動を進める方針に決定。
【11月 第二回アンケート実施】
<目的>
最終目標に向けて、より暮らしやすい地域にするために求められていることをお聞きするため。
<アンケートについて>
対象:『防犯アプリを使ってみませんか?』のイベントにご参加いただいた方
下馬和楽時に配布したアンケートにご回答いただけた一般住民の方
内容:①属性 ②食生活 ③地域交流について
上記3項目からご回答いただきました。
<結果>
回答数:11名
分かったこと:
・バランスの良い食事を3食しかりとっている方が多かった
・時短レシピや残り物アレンジレシピに興味のある方が多かった。
・イベント参加の頻度に幅がある。
【12月 イベントの企画】
『高齢者と若者世代の世代を超えた地域交流』に向けて、縦のつながりと横のつながりの計画をしました。
全世代対象イベント:農作物を育てて、その作物を使用した料理教室やレシピ提案を行う。
若年層対象イベント:日本大学世田谷キャンパスの学生とコラボして、人気飲食店アンケート
子育て世代対象イベント:ママ友交流会を交えてクイズなどの食育イベント
高齢者対象イベント:日々の自炊レシピを教え合う会、あまりものを利用したアレンジレシピ提案
各世代のつながりを深めた方が多世代が参加するイベントに参加しやすいと考え、上記のイベントを企画しました。
来年度のプロジェクトで実施ができるように、活動を進めたいと思います。
【12月 みんな食堂】
下馬・野沢地区、太子堂地区、池尻地区から2021年のプロジェクト活動について、地域住民の方をお呼びしてプレゼンを行いました。
アンケートには、子育て支援団体の方から是非連携して活動したいとのご回答や、多世代交流のイベントが楽しみであるという前向きなご回答を多くいただけました。
一方で、下馬・野沢地区には畑がないので農作物栽培が難しいのではないかというご意見をいただくことができました。しかし、畑がなくても農作物を作るガーデニング方法をご提案いただくことができ、『みんな食堂』で情報共有を行うことで新たな発見ができる楽しさを感じました。
来年度は『みんな食堂』でいただいたご意見を参考にさせていただき、期待に応えることができるように活動を行いたいと思います!
以上で活動報告とさせていただきます。
ご協力いただいた方々、ありがとうございました。来年度もよろしくお願いいたします!