地域貢献活動
久慈市インバウンド戦略プロジェクト
久慈市インバウンド戦略プロジェクト 久慈デイ初日
こんにちは!
ご覧いただきありがとうございます。
心理学科2年の増田名那です。
7月26日に、第1回久慈デイが実施されました。
久慈市が行っている教育旅行についてや、海女さんからのお話を聞くことができました。
教育旅行は、主に中学生を対象に行われている取り組みで、毎年5000人ほどが参加するそうです。海外からの受け入れもあり、多くの人が久慈市の豊かな自然や暮らしを体験しています。
シャワークライミングや漁業体験などといった30種類以上のアクティビティがあり、琥珀採掘や内間木洞探検、久慈市の郷土料理であるまめぶ作りなど、久慈市でしかできない貴重な体験も用意されています。
また、民泊や漁業体験、郷土料理づくりでは、インストラクターとして教えてくださる地元の方々との交流を楽むことができ、教育旅行の大きな魅力となっています。
教育旅行のノウハウを活かしたヘルスツーリズムでは、白樺美林ウォークや森林ヨガを体験することができ、新たな活動としてワークとバケーションを組み合わせた「ワーケーション」の開発も実施されています。
(久慈市ホームページより 白樺美林)
お話を伺って、教育旅行でしか体験できないアクティビティが多く、とても貴重な経験ができ、参加した人の思い出に残る取り組みだと感じました。
後半は、海女さんにお話を伺いました。
久慈市ではうにや巻き貝、海藻の収穫が許可されていますが、旬の時期や、低い水温のため、7月から9月までの期間しか潜ることができないそうです。
海女さんは、採ったうにを家族にたくさん食べてもらいたいという思いから、自分で食べることはあまりないというお話を聞いて、家族を想う温かい気持ちを感じました。
また、海は一見穏やかに見えても潜ってみると渦を巻いていたり、流される危険性があったりなど、注意して潜らないと危険だという話を聞き、実際に潜ってみないとわからない大変さがあることを知りました。
震災後は、海に潜るのはとても怖かったそうです。海に潜ってみても真っ暗で、生き物も何もおらず、海から上がってくると顔や髪が黒くなるほど海が汚れていたそうです。しかし、地元の高校生たちや観光客の声に励まされ、諦めずに活動を続けてきました。
すると、NHKの方が取材に訪れるようになり、そこでお話された内容が朝ドラの『あまちゃん』のもとになったという裏話を伺うこともできました。
実際に海女として活動されている方からのお話を伺って、経験してみないと分からない大変さや課題を知ることができました。
今回の研修で伺ったお話を、戦略を考える際のヒントにしながら、今後の活動を進めて行きたいと想います。