STUDENT ACTIVITY

メニューを開く

S-LABO
プロジェクト活動

企業連携プロジェクト

農福学連携キッチンカープロジェクト

【クラウドファンディング実施2019年1月】

こんにちは、昭和女子大学ビジネスデザイン学科四年、佐々木です。

 

私たちはこの表題にある「農福学連携キッチンカー」を実施するにあたり、

クラウドファンディングを行いました。

 

クラウドファンディングというのは、

「群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、インターネットを通して自分の活動や夢を発信することで、想いに共感した人や活動を応援したいと思ってくれる人から資金を募るしくみです」

と大手クラウドファンディングサイトであるReadyforのサイトには記載されています。

 

つまり、成し遂げたいことを語り、その構想自体に投資をしてもらい、

成功した暁には何かしらの成果物をリターンとして返す。といった流れになります。

 

 

今回借りる土地は耕作放棄地と呼ばれる、

農家の方の手が回らなくなってしまった結果取り残されてしまった場所を選びました。

 

 

この土地を開墾し新たに作物を作る事でその地域の経済活性化に繋がると考えた為です。

 

また、耕作放棄地はすでに使われなくなってしまい稼働していない場所のため、

普通の土地に比べて比較的安価に借りることができます。

 

これらの理由から、耕作放棄地を借りて障碍者の方々と野菜づくりを行うという活動をゴール設定として、

このクラウドファンディングは発足しました。

 

 

結論からいうと皆様の多大なご協力のおかげで達成することができたのですが、

途中何度も心が折れそうになりました。

 

 

初対面の方に活動を宣伝したところで、

興味を持ってはくれるものの、寄付をするところまでは至らないと言うことも多々ありました。

 

 

そんな中、二つのことがきっかけとしてこのプロジェクトは軌道に乗り始めました。

一つ目の出来事は、これまで通っていた中学、高校の先生からの寄付でした。

 

 

メンバーの一人が、通っていた中学/高校にお話を持っていったところ、

担任だった方はもちろんのこと、教頭先生や校長先生までもが協力してくださいました。

 

この反響はとても大きく、一気に多くの支援金を集めサイト内において、
注目のプロジェクトとして取り上げられることになりました。

 

 

二つ目はこれまで一緒に活動してきた他のプロジェクトの皆様からのご支援です。

この頃は本当に無我夢中で、なんとしても達成しなければという思いから、会った方には皆お話をしてきました。

 

その中で、これまで一緒にキッチンカーの構想を作ってくれていたNPOの方や

地方創生PJにてお世話になった徳島県海陽町の方々から

寄付と拡散を手伝っていただきました。

 

今思い出しても、これほどまでに人の繋がりに対して感謝したこと、また人の温かさに触れたことはないと思います。

これまで構築してきた関係が、このような形で実り、本当に暖かく嬉しい気持ちになりました。

 

 

このような皆様からの多大なご協力のおかげで、プロジェクトの終盤に怒涛の追い上げを見せ、

私たちは無事目標金額を達成することができました。

 

 

しかし、頂いた寄付金には当然責任が伴います。

皆様から頂いた思いの重みもしっかりと受け止めつつ、

 

耕作放棄地を用いた野菜づくりという未知のフィールドへ歩み始めました。