地域貢献活動
城南信用金庫情報誌作成プロジェクト
「“よい仕事おこし”フェア」学生レポート(1)
心理学科3年の阿部真優子です。
私たちプロジェクトメンバー5名は、8月2日・3日に東京国際フォーラムで開催された「“よい仕事おこし”フェア」に参加しました。各自が1日ずつ2社の企業様をお手伝いしたほか、2日には東京新聞様にて記者体験を行いました。
私は2日に、富士金網工業様をお手伝いしました。品川区に工場を持つ、金網の製品を卸している企業様です。「金網」と聞くと、公園のフェンスや焼き肉の網を想像する方が多いと思います。しかし、フェアで展示した金網製品だけでも、1mほどの大きなものから一円玉ほどの小さなものまで様々なものがあります。代表的なものには、自動車の塗装に使われる部品やコーヒーサイフォンの一部がありました。
富士金網工業様では、宇宙ステーションに補給物資を送る無人の宇宙機「こうのとり」の一部の部品も卸しています。私たちの日常の一部から、最新の宇宙開発まで。金網製品は様々な場面で活躍しているのだと知りました。社長様をはじめとした企業の方々や、城南信用金庫の方々にもとても親切にしていただき企業の製品についてやお客様への対応の仕方だけではなく、勉強や就職活動についてもアドバイスをいただきました。
2日の午後に行った記者体験では、宮城県石巻市で魚の加工食品を製造している「遠藤商店」を取材しました。東日本大震災での津波の被害で工場が全壊し、経営再開までに4年を費やしたお店です。被災者の方ご本人に震災の話を聞くのは初めてだったので、とても緊張しましたが、「震災前の味を再現するのが一番の目標」と力強く語ってくださり、うれしかったです。記事を書く際は、時数に制限があるため、言葉の選び方や載せる話題の取捨選択が難しかったです。、最後の最後に私が書いた記事に誤字が見つかり、確認が足りなかったと反省しました。
3日は、KURASU様をお手伝いしました。
世田谷区にあり、家の設計・施工やマンションなどのリノベーションを行う企業様です。大手の工務店や建売住宅とは異なり、お客様と何度も話し合って、細やかな視点で「暮らし」に合った家づくりをしています。木造建築でありながら耐震強度の信頼性が高い「SE構法」を用いて、安全な家を建てています。「家を建てること」について意識的に考えたことはありませんでしたが、KURASU様のブースに訪れてお話しされる様々な方の様子を見て、個人の暮らし方やこだわり、利便性や安全性など、すべてが妥協できないものであると気付きました。お会いした社長様は、とても気さくに接してくださってうれしかったです。
一緒にお手伝いをした城南信用金庫の方が、KURASU様について非常に詳しく、社員の方同然にお客様に家づくりについて説明していたので、自分の企業研究は足りなかったなと反省しました。
「〝よい仕事おこし”フェア」では、普段かかわる機会のないような方々とお話しすることができ、社会人の方同士のやり取りを間近で拝見することや、企業についてより深く知ることによって、情報誌づくりに対する考え方も大きく変わりました。今回学んだことを生かして、本格的に情報誌づくりに取り組んでいきたいと思います。