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ナルシスプロジェクト

ナルシスプロジェクト活動報告①

現代ビジネス研究所ナルシスプロジェクト

プロジェクトリーダー ビジネスデザイン学科3年の船水凜香です。

皆さんはストリートハラスメントという言葉をご存じでしょうか?

ストリートハラスメントとは、公的な場におけるあらゆるハラスメントや嫌がらせ行為のことです。本プロジェクトは、昭和女子大学附属 昭和女子大学附属 昭和中学校・昭和高等学校 児童・生徒の方を対象にストリートハラスメントの問題意識向上と対処方法を提案するプロジェクトとして、4月に発足しました。

7月19日に、中高部で実施された「夏の安全教室」の一環として、私たちプロジェクトメンバーから中高部全学年の生徒さんたちに向けて、ストリートハラスメント問題の意識づけを行い、問題対処方法を提案する機会を頂きました。

 

プロジェクトメンバー

 

私達は、生徒さんが直面する可能性のある5つの場面を想定し、問題への対処方法の提案を行いました。私は、その中でも特に、被害を目にした時にどのような行動をとることができるかという点について考察を進めました。調べていく中で気づいたのは、「アクティブバイスタンダー Active bystander」という考え方の重要性です。

「アクティブバイスタンダー」とは、積極的に被害を止める第三者のことを指します。問題がおきたとき、周囲の人がアクティブバイスタンダーとして行動を起こすことで、被害の防止や被害に遭った人を守ることができる可能性があります。

また、この提案の中では、警視庁防犯アプリDigi Policeの活用方法についても紹介をしました。ぜひご覧ください。

このアプリには、痴漢撃退対策の一つとして、被害に遭っていると思われる人にスマホの画面を見せることで助けが必要かどうかを確認することができる機能があります。附属校でも電車やバスを利用する生徒さんが多くいるという現状を踏まえると、実践しやすい提案をすることができたのではないかと思います。

「ストリートハラスメント」というのはデリケートな問題であるため、生徒さんへの伝え方や内容を考える中で、先生方やプロジェクトメンバーと何度も話し合いを重ねました。発表前はとても緊張していましたが、生徒の皆さんが真剣に話を聴いてくれている様子を拝見して、一人一人の生徒さんから勇気をもらうことができました。

本プロジェクトは、ビジネスデザイン学科のプロジェクトメンバーが昨年度の授業の中で行った提案から始まったものだったので、それが実を結び、今回、実際に1000名以上もの中高部の生徒さんへ呼びかけることができるという貴重な機会につなげることができ、大変やりがいを感じました。

また、ストリートハラスメントの問題の考察を通して、自分自身のみならず他者を守るにはどうすればよいかという視点も得ることができ、伝える側である自分自身もこの活動を通して多くのことを学ぶことができました。

これからも、生徒の皆さんだけでなく、私達学生も共に、ストリートハラスメントの問題意識をもち、理解を深めることができるような活動を続けていきたいと思っています。今回の経験を活かして後期からの活動もさらにステップアップしていけるよう、頑張りたいと思います!