地域貢献活動
食を通じた地域支援応援プロジェクト
中間報告会を実施
こんにちは!食を通じた地域支援応援プロジェクト リーダーの土肥千夏です。
10月27日(水)におこなった、中間報告会の様子をお届けします。
中間報告会では、本プロジェクト活動において大変お世話になっている、世田谷区社会福祉協議会の方や、世田谷コミュニティ財団の方をお招きし、3つの地区の進捗報告と意見交換・そして12月末に開催する「みんな食堂」の構想報告をおこないました。
3つの地区の進捗報告について
池尻地区は、「食料調達の方法と地域のコミュニティを考える」を活動のテーマとしています。これまでの活動では、街歩きをすることで、地域の特徴を理解すると共に、地域にどのような課題があるのかを考えてきました。今後は、池尻地区で高齢者の方を対象におこなわれている、買い物支援の活動に参加させていただき、地域の方の実際の声をお聞きすることで、池尻地区の課題を抽出し、その課題に対する解決策を考えていく予定です。
太子堂地区は、「売り手と買い手の求めていることを繋ぐことで、より働きやすい、生活のしやすい、よりよい地域を目指すこと」を目的として、飲食店の方と地域住民の方両方に対してアンケートをおこないました。今後は、アンケート結果から見えてきた課題に対する解決策を考えていきます。
下馬野沢地区は、まず街歩きをすることで学生目線での地域の課題を考えてきました。そして、街歩きをしたことで見えてきた課題に対する地域住民の方の考えを知るために、アンケートを実施しました。今後は、下馬野沢地区の最終目標である「高齢者と若者世代の、世代を超えた地域交流」を実現させるため、1回目のアンケート結果から更に発展させた内容で再びアンケートを実施し、地域の課題についての理解を深めていく予定です。
今回の進捗報告を通して、地区ごとに課題発見のためのアプローチや、そこから見えてきた課題が全く異なることがわかりました。自分の担当の地区についてこれまでの活動を整理すると共に、担当でない地区の活動も知ることができ、プロジェクトメンバー全員にとって、良い刺激となったのではないかと思います。
みんな食堂について
本プロジェクトでは、12月末に、世田谷地域のために動かれている「実践者」の方々をお招きし、各地区の課題とその課題に対する解決策を提案する、みんな食堂を開催する予定です。中間報告会では、現時点での計画として、3つの地区の飲食店からテイクアウトした食事をお配りする・また3つの地区の飲食店についてのマップを作成しお配りしようとしていることを報告しました。
今後の予定
今後は、それぞれの地区の課題整理と、その課題に対する解決策を考えていきます。そして、同時並行で12月末に開催するみんな食堂の準備も進めていきます。
これからの活動に、私自身とてもワクワクしています♪
少しでも地域の支援・応援に貢献できるよう、精一杯頑張っていきます!
(土肥千夏)
こんにちは、「食を通じた地域支援応援プロジェクト」を担当している健康デザイン学科専任講師の黒谷佳代です。このプロジェクトは今年度から始まった若いプロジェクトです。新型コロナウイルス感染症による制約が多い中ではありますが、2021年度前期から夏季休暇中に、学生達が自主的、積極的にフィールドワークやアンケートなどの方法を用いて、大学周辺の太子堂・池尻・下馬野沢地区の地域の食に関する課題抽出に取り組んできた成果を中間報告会で発表してもらいました。地区により様々な状況が異なるため、方法も、課題も、進捗も異なります。お互いの報告を聞くことで、他の地区の取り組みのエッセンスを自分たちの今後にも活かしていってもらいたいと思います。
このプロジェクトは、学生達の頑張りだけでは到底進められません。世田谷区社会福祉協議会の皆様のご協力が無ければ、太子堂・池尻・下馬野沢地区の地域における活動を実践することはできませんでした。地域住民の方の声をお聞きする機会をいただけたのは、社会福祉協議会の皆様が学生と住民の方や地域で活動されているボランティアの方を繋いでくださったおかげです。この場をお借りして、世田谷区社会福祉協議会の皆様に心より感謝申し上げます。また、世田谷コミュニティ財団の皆様におかれましては、折に触れて貴重なご助言を賜り、学生の今後の活動の方向性へのご示唆をいただいております。重ねて御礼申し上げます。
このプロジェクトはまだ生まれたばかりの駆け出しのプロジェクトですので、これから沢山の学生達と一緒に丁寧に育てていきたいと考えています。今後ともご支援ご協力のほど、お願いいたします。
(黒谷佳代)